Barbour
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STYLIST’S EYE

Barbour EXCLUSIVE SPEY JACKET BLACK

スタイリストが太鼓判を押す
別注スペイジャケットの魅力とは?

大人の男の定番アウターとして君臨し続けるアイテムのひとつである、Barbourのワックスドジャケット。その無骨な見た目とオイルの香りに、我々はいつも心を躍らされる。今回URBAN RESEARCH BUYERS SELECTでは、Barbourの中でもひときわ特徴的な佇まいのモデル“スペイジャケット”を別注。「気軽に着られるBarbour」を目指して企画したその別注スペイジャケットを、スタイリストの片貝俊さんに実際に着ていただいた。その様子をインタビューとともにお届けする。

Photographer_Go Tanabe

無骨さと洗練さの共存。まさに現代にふさわしい1着。

ーー普段からBarbourのワックスドジャケットは着られますか?

確か1着持ってますね、古着のものを。でもこの形ではないです。Barbourのスペイジャケットって確かフライフィッシング用に作られたもので、かなり丈が短いイメージでしたが…?

ーーそうです。近年発売されている日本規格のものは、従来のものより少し長めの着丈で発売されています。

なるほど。この着丈でこの身幅、なんだかちょうど良いですね。

ーーというと?

この着丈で身幅が細くても、逆に丈が長くてこの身幅でもシルエットは微妙だなと思うんです。個人的には大きめなサイズを羽織るイメージで少し野暮ったく着たいんですが、ジャストサイズを選べば、アウターとしてはもちろん、インナーとしても着られそうなサイジングと生地感だなと思いました。

ーー今回URBAN RESEARCH BUYERS SELECTが別注を依頼した時のポイントとしては、通常のスペイジャケットよりも薄手の4オンスを採用しています。

やっぱり、だから軽いんですね。レイヤードした際にかさばることもなさそうなので、インナーとしてコートの中にさらっと合わせたくなります。

ーーもともとのスペイジャケットのカラー展開はセージとインディゴのところ、ブラックは別注アイテム限定です。これに関してはいかがでしょうか?

ブラックっていうのがとても良いです。セージとかインディゴって個人的にはちょっと合わせるのが難しい色なんですが、ブラックだと何にでもマッチしますしね。ライニングも通常ならチェック柄のところをオレンジにしているのも、無骨でかっこいいです。

ーーニューヨークの工事現場で働く方の作業着からインスパイアを受けています。

へー、なるほど。胸と脇に付いているDリングも通常は真鍮のゴールドでしたよね? それをマットなブラックにしていて、とてもこだわりを感じました。ここがゴールドのままだと、それこそまさに“作業着感”が出ると思うんですけど、マットなブラックにすることで都会的な印象になっていますね。ライニングのオレンジと、Dリングにまでこだわってブラックで統一したところに、無骨さと洗練さの共存を感じます。まさに“現代にぴったりな1着”。ベースがフライフィッシング用のジャケットだなんて思えないくらい。

ーースタイリングの際に、洋服のもつ背景は考えますか?

ほとんど気にはしないんですが、なんとなく自分の中のルールとして、例えば1つの着こなしにワーク系のアイテムを1つ取り入れたら他には使わないですね。もちろんテーマにもよるんですが、ワークスタイルを作るときに全てワークアイテムで揃えてしまうと面白みがなくなってしまうので。アウターってコーディネートのメインと考えがちなんですが、このジャケットに関しては、あえて“ハズシ”として着るのが良いのかもしれないですね。

ーーファッションには、適度な“ハズシ”が必要である、と。

はい。とくにこのアイテムは薄手な作りだから、春、秋、冬と3シーズン着られるっていうのがポイントですよね。だからこそ、さまざまな洋服と合わせられるし、コーディネートする時にこのスペイジャケットはあくまで全体の“ハズシ”として考えるとさらに楽しくなると思いますよ!

ーー着用してみた感想を聞かせてください。

短時間着ただけなんですが、なんだか既に僕に馴染んでいるんですよ(笑)。手を曲げた時にできる自然なシワなんか良いですよね。着ていくにつれて、より馴染んで味が出てくるんだろうなって。

ーーBarbourが古着として永く愛されている理由もそこにありますよね。エイジングというか。

そうですね。ジーンズのような感覚に近いです。着込むことで初めて自分のものとなるというか、自分の形になっていくというか。これはBarbourに限らずですが、アイテムと共に歳を重ねていく、そんなファッションの楽しみ方をしたいですね。

あくまで“ハズシ”。片貝俊の飾らないスタイリング。

ーー実際にURBAN RESEARCH BUYERS SELECT別注のスペイジャケットを着用していただきました。この着こなしは、まさに片貝さん“らしさ”が感じられるスタイリングですね。

はい(笑)。トラックジャケットとパンツのセットアップに合わせました。こんなスタイリングにもハマるんだ、って驚いています。絶妙な丈感と身幅だからこそ、トラックジャケットとパンツに合わせても作業着感は出ないし、きれいな印象になりますね。

ーーこのスタイリングはどういうシーンを想定したものでしょうか。

少し暖かくなった春先をイメージしました。通常のBarbourは厚手で重いものが多いのですが、これはさらっとTシャツに合わせたくなるような軽い着心地です。ここではワンサイズ大きめにして、あえて野暮ったく着てみました。

ーーBarbourの新しい可能性が感じられるスタイリングですね。

通常のBarbourをインナーとして着てしまったら、ゴワゴワしてかなり窮屈になる気がするんです。でもこのURBAN RESEARCH BUYERS SELECT別注のスペイジャケットは薄手な生地でかさばらないから、コートの中に着ちゃいました。ジャストサイズを選んで、ジップは上まで閉めつつ下のほうを軽く開けて、インナーのカラーを見せていきたいですね。

片貝 俊
1982年愛知県出身。2009年にスタイリストとして独立して以降、数々のメンズファッション誌やブランドカタログなどを中心に活躍し、俳優のスタイリングなども手掛ける。色使いやサイジングなど独自の世界観をもって作られる、キャッチーでありながら洗練されたスタイリング提案が魅力。
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