Talking about Watches
Talking about Watches

Talking about Watches

SEIKO × LOWERCASE
PROSPEX DIVER SCUBA

梶原由景×村手謙介、腕時計を語る。

クリエイティブディレクターとして様々なアパレル企業のコンサルティングに携わる梶原由景と、学生時代からアーバンリサーチに勤務し長きにわたってファッション業界を見続けてきた村手謙介。彼らにとって腕時計とはどのような存在なのか? 梶原が手がけるSEIKO PROSPEX produced by LOWERCASEの新作を軸に、現代における腕時計の役割について語り合う。

Photographer:Kazunobu Yamada
Text:Issey Enomoto

SEIKO PROSPEX初となるLOWERCASEネーム入り。

ーーまずは梶原さんにうかがいます。このたび梶原さんが手掛けられたSEIKO × LOWERCASE「プロスペックス ダイバースキューバ」の概要を教えていただけますか?

梶原:SEIKO PROSPEX produced by LOWERCASEは、僕がプロデュースを手がける新しいシリーズとして2016年にローンチしました。そして2018年末、これまでよりもサイズを小ぶりにしたモデルをリリース。今回発売されるのは、その新作です。

ーーLOWERCASEのネームが入るのは今回が初めてだとか。

梶原:はい。これまではProduced by LOWERCASEとしてリリースしてきましたが、LOWERCASEのネームを入れたのは今回が初めてです。

村手:LOWERCASEネームが入った意味は大きいと思います。うちのお客さんにも梶原さんファンが多いですから。

ヴィンテージウオッチのディテールに、小ぶりのサイズが好相性。

ーーこのモデルのディテール面でのポイントを教えていただけますか?

梶原:約2年半前にSEIKO PROSPEX produced by LOWERCASEのローンチにあたって、「FREEMANS SPORTING CLUB(以下FSC)」とタッグを組みました。その際にモチーフにしたのが、古き良きヴィンテージのスポーツウオッチのディテール。ヴィンテージ調のルミブライトだったり、赤文字の差し色だったり。そこに、SEIKOのダイバーズウオッチのレガシーや、これまで培われてきた技術を反映させました。

村手:あのFSCのモデルは即完売になるほど大人気でしたね。

梶原:そうですね。そして、そのFSCのモデルのディテールを踏襲して、ダウンサイジングしたモデルに落とし込んだのが、今回の新作というわけです。

ーー村手さんが今回の新作を見たときの第一印象を教えてもらえますか?

村手:梶原さんがおっしゃったように、今回の新作は、SEIKO PROSPEX produced by LOWERCASEの起源であるFSCのモデルがベースになっています。ただ、まったく同じものではなく、サイズが小ぶりになっていたり、ストラップが細身になっていたりと、着実なアップデートが加えられています。機能のアップデートではなく、時代の空気にあわせたアップデート。そこがポイントかなと。

梶原:ファッションの傾向が変われば、それにふさわしい腕時計も変わりますからね。

村手:そうですよね。最初にこのモデルを見たとき、そんな梶原さんの意図がはっきりと感じられました。

——小ぶりのサイズに関しては、いかがですか?

村手:すごく良いと思います。サイズが小さくなったことで、ヴィンテージ感がくどくなく、収まりがいい。いまの時代にあっているかなと。

梶原:小ぶりのサイズは男性からはもちろん女性からも好評のようです。実はこのサイズ、セイコーのレギュレーションではボーイズではなく、レディースなんです。でもファッションの見地から言うと、これがいまの時代の空気にあったサイズ感かなと思います。

服装を選ばない、オールマイティな腕時計。

ーーちなみに、そもそも村手さんはどういった腕時計がお好きですか?

村手:基本的にはロレックスのエクスプローラーやサブマリーナをはじめとするスポーツウオッチが好きですが、ヴィンテージのカルティエのような華奢な腕時計をつけることもあるし、データバンクやタイメックスのようなチープなものをつけることもある。いろいろ所有していて、そのときのシチュエーションやファッションや気分に応じて使い分ける感じですね。その点、梶原さんが手掛けられているSEIKO PROSPEX produced by LOWERCASEは、高級感がありながら、男心をくすぐるギア感もあり、そのうえファッション性も高く、服装を選ばないオールマイティな腕時計だと思います。

梶原:そこがまさに僕の狙ったところで。ロレックスのヴィンテージスポーツウオッチのオーセンティックさをとことん研究したうえで、その本質的な魅力を自分のなかで理解しつつ、ファッションアイテムに落とし込んだのが、SEIKO PROSPEX produced by LOWERCASEです。ちょっとしたディテールの違いが、大きな違いを生む。そこが腕時計の面白いところでもありますね。

村手:梶原さんとは付き合いが長いのですが、何か新しいプロジェクトを始めるときはいつも、ご自身でその分野のものをとにかく買って、とことん試して、自分の足で世界中をまわって、いろいろと見聞きしたうえで、製品に落とし込む。だからこそお客さんから支持されるものができあがるのかなと思います。

SHOP NOW